葬儀後の諸手続きについて

故人の身分証明書、保険証等の返却。必要ならば給与清算、退職金、社会保険、厚生年金等の確認をします。
国民健康保険加入者は市民課に葬祭費の申請できます。
社会保険、労災保険加入者は埋葬料を勤務先にお願いし申請できます。
手続きにより、遺族基礎年金、死亡一時金等が支給されます。ご葬儀費用の領収書は保管しておいてください。
 

お布施渡し方

ご住職への謝礼(お布施)は枕づとめ(枕経)、通夜、葬儀・告別式、納めの式、遺骨迎え、初七日とそのつど渡す場合もありますが、精進落としの後にまとめて渡すのが一般的です。
また、葬儀後に一括して渡す場合もあります。
渡すときは、奉書紙か白封筒で、表書きは「御布施」または「御礼」とします。
葬儀の翌日か翌々日に喪主が寺に伺い、きちんとお礼を述べて渡す場合には、菓子折りなどに添えて渡すようにしましょう。

ご近所へのあいさつ

 葬儀でお世話になった近所の方へあいさつに伺います。
 世話役などへのあいさつ
 葬儀を手伝ってくれた方、世話役や諸係をお願いした方へのあいさつ回りの際には、2,000~3,000円ぐらいのお礼の品を持参するのが一般的です。
 目上の方、勤務先などへのあいさつ
 葬儀委員長や町内会長、恩師・恩人など故人が生前お世話になった方へのあいさつも早めに。勤務先へのあいさつ回りの際には、責任者の許可を得てロッカー内などにある私物の整理をし、持ち帰るようにします。
  

お礼状

 弔電・供花・供物へのお礼状
 いただいた方に直接お会いして御礼を述べるのが本来ですが、あいさつの機会を持てないこともあります。そこで、まずお礼状を出しておきましょう。
会葬できないで弔電や供花・供物を送ってくれた方には、忘れずに必ずお礼状を出しましょう。一般の会葬者へのお礼は、告別式の際に手渡す「会葬礼状」に代えてすませているので、通常あいさつ回りは行いません。
 

葬儀後に出す死亡通知

 葬儀の連絡ができなかった方や連絡を遠慮した方には、葬儀後に死亡通知を出します。
 
 

年賀欠礼状

 没後1年以内に新年を迎える場合には、ほとんどの宗派の場合、年賀欠礼のあいさつが必要です。ふつう11月下旬から12月上旬までに届くように「喪中につき年賀のあいさつを失礼させていただきます」という内容の年賀欠礼ハガキを投函します。
その際、「誰の喪に服しているか」を明確に書くことが肝要で、葬儀を知らなかった人への死亡通知にもなります。